大成功の手作り講演
     キルギス民族アンサンブル
            熱演、満員の聴衆魅了

 昨年10月の常任理事会で「キルギス民族アンサンブル」の公演を開催するかどうか検討したときからちょうど1年。「キルギス民族アンサンブル公演」は10月27日、250席の名古屋国際センターホールを満席にして成功裏に終了しました。

 今年2月の「第2回ユーラシアの集い」で、今年を「キルギスの年」として重点的に取り上げたのを始め、3月に山田ことぢさんを委員長とする実行委員会を発足させ、10月までに8回の実行委員会を開きました。

 その間、5月にはキルギス共和国の首都ビシュケクで開かれた「日本キルギス婦人の集い」には山田さんが参加され、公演当日に販売するキルギスの民芸品なども仕入れてきました。

 機関誌に全会員に向けてチラシを折り込んだり、友好団体へ大量にチラシを配ったり、当日精算券を預けたりしてきましたが、コンサートを成功させるには確実な入場者数をつかむ必要があると、事務局へ入金のあったものを実売数として集計してきました。

 集計を始めた9月12日には実売数は35で、不安なスタートでしたが、コンサート前日には186となり、当日には200は超えるであろうというところまでこぎつけました。

 アンサンブル一行は、名古屋空港に着いた26日には、中日新聞、朝日新聞社を表敬訪問し、その後、ヒッポファミリー(いくつもの外国語を話すグループ)の家にホームステイしました。

 公演当日の27日午後には、山田理事長が同行して名古屋市立日比野中学校(熱田区)での異文化交流会に参加。その間、会場設営班は会場設営、展示、物品販売の準備を済ませ、開場を待ちました。

 山田理事長の挨拶、キルギス紹介のビデオの後、満員の聴衆を前に出演者三人とも一段と熱が入り、ある時は津軽三味線のような、ある時はウクレレのようなコムズ演奏、馬頭琴のようなクィルキャーク、親しみのある楽器や珍しい楽器の演奏で聴衆を魅了し、アンコールの拍手が鳴りやまぬ中、演奏会は終了しました。

 知恵を出し合い、工夫を凝らして準備を進めてきた実行委員のみなさん、券売に努力された会員のみなさん、ご苦労さまでした。実行委員の一員として働いてくれたキルギスの留学生ターライベックさん「ラフマート」(キルギス語のありがとう」)

   

日比野中で異文化交流

 キルギス民族アンサンブルの公演を前に、27日午後、名古屋市立日比野中学校で、このアンサンブルの3人を迎えて「日本とキルギス友好の集い」が開かれました。国際理解教育の一環として異文化に触れることを目的としたこの企画は、1年生240人全員の手作りで進められました。

 女子生徒が浴衣姿で出迎え、女子生徒の司会、挨拶、男子生徒の歓迎の踊りで「集い」が始まり、キルギスの民族楽器の演奏と歌が披露されました。中でもアンサンブルの3人が歌った日本の曲「赤とんぼ」や「浜辺の歌」には、大きな拍手が送られました。

 生徒側からは、日本文化の紹介として抹茶の飲み方を披露した後、キルギスの三人に抹茶、梅干し、ういろう、寿司を試食してもらいました。

 3人は、梅干しの酸っぱさには驚いた様子でしたが、それでも食べられないものはありませんでした。ういろうも好評でしたが、やはり寿司が一番美味しかったと喜んでいました。

 リーダーのトクタフノーヴァさんと生徒の一人が目隠しをして「福笑い」に挑戦、トクタフノーヴァさんが勝つなど楽しい遊びもしました。

 生徒から「有名な食べ物は」「日本の印象は」「戦争はあるのか」など様々な質問も出ました。3人は「歌は民族の魂であり、誇りを持っています」「温かく歓迎していただき、大変嬉しい」と答え、2時間の交流が終わりました。

 外国人との交流は楽しい、と目を輝かす生徒。自主的にやれば、どんな事でも力を発揮できる若さに驚き、感動した中学生の異文化交流でした。(山田)