「第3回ユーラシアの集い」  2001.3.4

悪天候つき110人  多彩な催しで盛り上がる

 2001年に入って愛知県連が初めて行うビッグイベント「第3回ユーラシアの集い」が3月4日(日)、愛知民主会館で盛大に開かれました。低気圧の接近で大荒れという天気予報だったため参加者の出足が心配されましたが、午後には晴れて、昨年を上回る110人が参加し、多彩な催しもあって集いは大いに盛り上がりました。

ユーラシアから21人
 午前11時からの恒例の新入会員歓迎会では、新入会員43人のうち8人が参加、稲子会長から歓迎の挨拶を受けた後、岐阜県の東濃から入会した林さんら4人のほか、ロシア旅行を契機にロシア語学習を始めた人などがそれぞれ入会の動機や経緯なども含めて自己紹介を行いました。
 また、今回は、ウズベキスタン共和国を始め、ユーラシア諸国の人々の参加が思いのほか多く、ロシア人を中心に21人にのぼりました。
 今回のメーンテーマはウズベキスタン共和国です。メーン会場にはウズベキスタン共和国を紹介する写真が展示され、ビストロ(食堂)ではウズベク料理が振る舞われました。
 メーン会場の「文化コーナー」では、午前12時半から、山崎タチアナ先生、水野ヤナさん、服部先生の三人によるロシア語のおもしろい寸劇、アリビーナ・ブレンコーヴァ先生のロシア詩「手荷物」の朗読が行われました。

次いでウズベキスタンからの留学生ナディル・アフメジャーノフさんからウズベキスタンの歴史や文化のお話を聞きました。
 
豊かな歴史と文化の国  ウズベキスタンを語る  ナ・アフメジャーノフさん
 ウズベキスタンは、中央アジアのほぼ真ん中にあり、面積44万7000平方キロ、人口は2400万人で、30以上の民族の住む多民族国家でもあります。
 現在のウズベキスタンのあるあたりは数千年にわたって多くの民族や宗教や文化の交流の場であったので、ウズベキスタンには豊かな歴史と文化があります。中世の初めごろにはシルクロードに沿ってキャラバンの交易が栄えて、ここから多くの文化人や学者を輩出しました。また、世界各地から旅人を受け入れたので、ウズベキスタンの町は世界的に有名になりました。
 その一つがチムール帝国の首都だったサマルカンドです。優秀な指揮官であるとともに、行政の手腕もあったチムール大帝は、強大な国家をつくり、ここを小さな村から世界有数の学術文化都市に変身させました。ブハラは多くの宗教学校やイスラム寺院のある神聖な町として有名です。今もイスラム教徒の巡礼たちが訪れます。王侯たちが住んだ城やユネスコによって保存されているカーリャンのミナレットや修復された宗教学校などの見所があります。
 ヒバはシルクロードとロシアが交差するところにあるオアシスで、手工業が発達しました。町の景観は非常によく保存されていて、歴史的な建物が多く、この町はそのまま博物館のようです。
 首都のタシケントは二千年に及ぶ歴史を持っていますが、今では中央アジア最大の年であり、工業の中心地です。
 1991年にウズベキスタンは、独立国となり、民主主義国家の確立、経済改革、民族の自覚を目指して困難な道を歩き始めました。この10年間、中央アジアの安定を目指し、他の国々と経済的文化的関係を深めてきたことにより、ウズベキスタンは国際社会で認められ、国連や多くの国際機関に参加しています。また、地下資源にも恵まれ、世界有数の金や綿花の生産国でもあり、経済発展の可能性があります。
 1997年には、人材養成計画が国会で承認され、この計画に基づいて現在、約1万人の若者が日本、アメリカ、イギリス、ドイツなどの有名な大学で学んでいます。
 1999年から名古屋−サマルカンド間のチャーター便が飛ぶようになりました。この機会にウズベキスタンにいらして、種類が多く、おいしいウズベキスタン料理をぜひ、味わっていただきたいですね。

 続いて音楽コーナー。登場したのはフルート奏者松坂仁、しをり父娘です。デュオでは「ディズニー・メドレー」のほか、仁さんのソロで「めやぎの踊り」「ラ・フォリア」など合わせて5曲が披露されました。

 わが熟年合唱団「ミール」も父娘に負けじと、「灯」「キエフの鳥の歌」「ロシア−私の故郷」を熱唱し、最後に参加者全員で「カチューシャ」を合唱しました。
 催しの合間を縫って、ユーラシア東海の旅行、留学相談コーナー、囲碁同好会の囲碁入門コーナーも開かれました。

圭君、鮮やかな手並み    人気を集めた文化コーナー
基金にほしい飛び入り芸
 山崎タチアナ先生のご子息圭君の手品も人気を集めました。最前列を占める子供たちの前で、鮮やかな手並みを披露、失敗すると暫しエネルギーを蓄えて再度挑戦、見事成功させ、子供はもちろん、大人たちも驚かせました。

これに刺激されてか、恵那からのマジシャン西尾さんも飛び入りで登場、得意の「お金」のマジックで会場を湧かせ、会館基金も西尾さんに増やしてほしいという声が上がったほどでした。
 「文化コーナー」の最後は福引き抽選会「シルクロードの旅」です。長安からダマスカスまでの旅で、タシュケント、サマルカンド、ブハラなどでは素晴らしい賞品が当たりました。

 善意と厚意  基金に貢献   バザール会場
 バザール会場では、会館基金のためのリサイクルコーナー、手作りコーナーが人気を集めました。会内外の善意と多大な厚意で集まった品は300点を超え、掘り出し物を探す人で終日賑わいました。ところで、会館基金のための純益は7万円余に上りました。ご協力いただいた会員の皆様、ご家族の皆様はもちろん、特に会員外の皆様には担当者一同感謝、感謝の念を禁じえませんでした。

ウズベク料理に舌鼓   婦人部員の苦労が実る
 午前11時半に新入会員と会長、理事長との昼食会で始まった「ビストロ・ユーラシア」も、婦人部員たちが何度も試作しただけあって、先生のウズベク人、サヴィーロヴァ・サオダートさんも舌を巻く出来ばえで、人気も上々、作るのが間に合わないほどでした。用意した60人分を出し終わった後、担当者一同、疲労困憊の有様でした。料金は「オシュ」(ウズベク風炊き込みご飯)、「チュチワラ」(ウズベク風餃子スープ)、「トマトサラダ」のセットで700円でした。
 「チャーイナヤ・ユーラシア」ではロシア料理店「ロゴスキー」のピロシキを販売。ロシア紅茶、ワイン、ヴォトカのボトルも販売しましたが、なかなか好評でした。

 「集い」も終わって打ち上げの後、家路につく頃、再び風雨が強まり、「集い」の間だけ雨が止んだ幸運を喜びました。しかし、当日の参加者数にはホッとしたものの、準備段階から参加した人が限られた熟年パワーだけで、人手も足らず、この催しもいつまで続けられるのか、不安が過ぎりました。